幼児食に必要な食材と栄養素

幼児食に必要な食材と栄養素

幼児食を食べるのは2歳から5歳頃ですが、その頃は身体的な成長も著しく見られます。体重や身長は最大で2倍にもなり、それを大きく支えるのは食事に他なりません。

子どもの健康な成長は、この幼児期の食事で決まると言われています。幼児食にしっかり取り組むことで、食事に関する良い習慣も培うことができます。そんな幼児食に含めるべき栄養素は何でしょうか?

目次

栄養の代表、カルシウム

カルシウムは必須栄養素です。頑丈な骨や歯を作るのに絶対に必要なカルシウムです。それだけでなく血液や筋肉の生成にもかかわっており、成長期にはカルシウムは特に必要な栄養素です。カルシウムが多く摂れる食品は牛乳です。

コップ一杯で200mg以上を摂取でき、乳製品アレルギーが無ければ積極的に摂っておくべき食材です。ヨーグルトやチーズもそれに準ずるカルシウム含有量を誇り、食べやすさもあって子どものおやつや間食にも利用できます。

野菜で言えば小松菜や水菜、ひじきがカルシウムをたっぷり含んでいます。納豆や木綿豆腐も健康的でカルシウムに富んでいます。大人でも不足しがちなものなので、カルシウムの不足には十分に気を付けましょう

体を作るタンパク質

タンパク質も重要です。人間の体を形作り、筋肉にも血液にも必要で、幼児期は特に大人よりも摂取量を必要とします。タンパク質には必須アミノ酸が含まれ、体内で生成できないアミノ酸は食品で補う必要があります

そのため、アミノ酸の摂取を可能とする食品が必要で、代表的なのは鶏肉です。鶏の胸肉には良質なタンパク質が豊富に含まれており、より必要の大きい子どもの体には非常に効率的に吸収できます。

魚や卵もタンパク質を沢山含み、アレルギーさえ気を付ければ、むしろ一日一回は食べておきたい食材です。動物性タンパク質だけでなく、大豆製品や牛乳などもバランスよく摂取していくことによって、健康的に成長に資する食事になります。

血液を作る鉄分

鉄分も必要です。主に酸素の運搬にかかわるのが鉄で、身体の隅々の成長に不可欠です。そして不足しがちな成分であり、豚もも肉や卵、マグロやかつお節から摂取していく必要があります

血液をより効率的に働かせることができるため、貧血やエネルギー不足を防ぎます。ビタミンやタンパク質と一緒に摂取することで鉄分を効率よく吸収していくことができます。

まとめ

幼児期にはこれらの食材をしっかりと取り入れ、体の成長を支えていくことが必要です。それによって、その後の成長も食事も良い習慣を身に付けることができ、きちんと体を養うことができるでしょう。