雑穀ごはんは食べさせる量に注意

雑穀ごはんは食べさせる量に注意

健康ブームで一躍人気に火が付いた雑穀米。味も香ばしく、普通に食べても美味しいので、普段からよく食べるという家庭も多く見られます。

栄養満点で幼児にも是非食べてもらいたいものですが、雑穀ごはんを与える際に注意すべき点はあるのでしょうか?

目次

まずはアレルギーチェックを!

現代ではアレルギーの発症率が非常に高くなっています。実は現代食に含まれる添加物や味付けのせいで、消化器官に多大な負担がかかり、働きが弱るせいで、アレルギーが出やすくなっていると言われています。

そのため、幼児に与える際には十分に注意し、食事の様子を見守りながら決めていくのも良いかもしれません。最近ではアレルギーの有無をチェックするのも簡単になってきていますので、もしかかりつけの病院に行く機会があるのであれば、雑穀ごはんに含まれる食材のアレルギー反応を調べてもらうのも良い方法です。

雑穀ごはんの場合、色んな材料がミックスされているため、どれにアレルギー反応が出たのか分からない場合があります。そのような場合は、一種類ずつ白米に混ぜて白米と一種類の雑穀の混ぜご飯とし、様子を見ながら与えるという方法が効果的です。

気になる消化との関係

雑穀ごはんは消化に悪いのでしょうか?確かに、白米より固いものや食物繊維を含有する食材が入っているため、良く噛み砕いて食べなければ大人でも消化不良になるかもしれません。

そのため、噛む力が弱かったり、よく噛むことを知らない子どもたちには、消化の良い食品とは言えません。加えて、子どもの場合は消化する力も弱いので、大人ほど食べたものを処理できず、沢山食べているうちに腸内に溜まってしまうという危険性もあるにはあります。

したがって、子どもに定期的に雑穀ごはんを食べさせたいのであれば、混ぜる量を減らし、記載されている、あるいは大人が普段食べる雑穀の、半分か三分の一程度に減らして雑穀ごはんを炊くことで、消化しやすくなります。

何歳からはじめたらいいの?

では何歳から子どもに雑穀ごはんを食べさせられるのでしょうか?特に決まりまないようですが、消化器官がしっかりと発達する5~8歳であれば安心という意見が多く見られます。

良く噛めるのであれば、それよりも早く与えられるでしょうし、子どものアレルギーや好みにもよるでしょう。いずれにしても、雑穀の量を減らして水を多くし、柔らかめに炊いて消化に少しでも良いように調理するなどの工夫も必要です。

まとめ

栄養満点の雑穀ごはんは、きちんと消化できるなら非常に健康的な食品になり得ます。子どもの様子を見守りつつ、食べやすく調理することを心がけてください。