幼児かどうかにかかわらず、子どもには何より、すくすくと育ってほしいものです。実はその成長に大きく役割を果たすのが幼児食で、幼児期の食事は大人のそれよりはるかに重要です。
その後の成長を左右し、体の丈夫さを決めるほど重要な幼児食において、特に摂取すべき栄養素は何でしょうか?
目次
カルシウムの重要性
どんな情報を調べても必ず触れられていることですが、やはりカルシウムについて話さないわけにはいきません。体を、とりわけ骨を形作るのに不可欠なカルシウムを十分に補給することによって、骨格が十分成長することで身長も伸び、骨も強くなるため、怪我に強い体に成長します。
このカルシウムは大人でも不足しがちで、意識しないと忘れてしまう栄養素です。そのカルシウムがより必要な時期が幼児期ですから、いつにも増して意識して摂取したいものです。
カルシウムは牛乳やヨーグルトなどの乳製品、小松菜やひじきから効率的に摂取できます。乳製品アレルギーがなければ、基本的には毎日忘れずに摂っておきましょう。
カロリーもしっかり摂ろう
栄養素というよりは食事全般の話になりますが、食事のカロリーも気を付けるべき要素です。幼児食や子どもの食事というとビタミンや栄養バランスが特にクローズアップされがちですが、食事のカロリーも十分に取る必要があります。
幼児期の子どもは想像以上に代謝が良く、しっかりとエネルギーを摂らなければ、体の機能を維持するのが難しくなります。カロリーの総量で言えば大人の方が断然多いのですが、子どもは沢山食べたり、しっかり噛み砕いて飲み込む力が弱いため、必要なエネルギーを摂取するのが難しいのです。
そのため、おやつや間食にバナナやサツマイモ、チーズで栄養素ごと補給することで、一日に必要なカロリーを摂取するよう心がけましょう。どんなに小食で食事に興味のない子どもでも、しっかりと食べるべきなのです。
栄養バランス
食事のバランスについてはどうでしょうか?これも大人と同じで、偏食は不健康の元となります。
幼児期になれば、離乳食と違い気を付けるべき食材がぐっと減り、生肉(レバーや馬刺しなど。食中毒の危険が大人でもあるため)以外は基本的に何でも食べられるようになります。
アレルギーや消化不良の問題がなければ、大人と同じ食事に挑戦するようにして、味覚を学ぶという意味でも色々な食材を食べておきたいものです。
まとめ
幼児食でも基本的に摂取すべき栄養素は変わらず、健康的な食事で、体に必要なエネルギーをしっかりと摂るのが理想です。これを実践することで、丈夫な体に育つことは難しくないでしょう。