子どもに食事を与えるときに、辛いものの一つがアレルギーです。一番辛いのは本人ですが、料理を作る側にも注意が求められます。
アレルギーがないのが一番なのですが、持っている場合にはどうしようもなく、上手に付き合っていかなければなりません。アレルギーにはどのように気を付ければいいのでしょうか?
目次
アレルギーとは?
そもそも、アレルギーはアレルゲンが引き起こす症状で、体にどのような症状が出るかは、個人差や食べたものの内容によって左右されます。何がアレルゲンなのかは人によります。
この原因物質が体内に入ってきたときに体の免疫機能が反応するのですが、本来は細菌やウイルスに対して働くものが、食べ物や花粉などに反応して過剰に働く時に症状が出てしまいます。食べ物の場合、消化機能や免疫などの保護機能が成長しきっていない赤ちゃんや幼児の場合は、反応が敏感です。
小麦、たまご、エビ
新生児か乳児か、または幼児かどうかでアレルギーを示しやすい食品は変わっていくものですが、安定してアレルギー反応の多い食品は卵です。ダメな人は大人になってからもアレルギー反応が出るほどのものですし、そうでなくても5~6歳まではアレルギー反応が出やすいのは卵です。
小麦もアレルギー反応が多い食材です。小麦がダメな場合、美味しい菓子パンも大抵の洋菓子も食べられなくなってしまいます。これはちょっとした時間にクッキーを食べたり、朝手軽な朝食としてパンを食べることも出来ないということを意味しています。
エビ、あるいは甲殻類もアレルギーの原因となり易い食品です。5~6歳まではアレルギーが出ない場合でも、小学校に入るころからアレルギーになってしまったというケースもあります。
アレルギーの一般的な症状
アレルギーになるとどのような症状が出るのでしょうか?よく見られるのは皮膚に出る症状で、かゆみやじんましん、赤い発疹が出るなどの症状が一般的です。食べるたびにこのような症状が出るときは、アレルギーが疑われます。
あるいは、目が充血したりむくみが見られる、くしゃみや鼻づまり、喉がイガイガするなどの症状は甲殻類を食べた時に多いようです。咳や声が枯れたり、腹痛や吐き気などの呼吸器・消化器に異常が見られる場合があります。
こうした症状が出ると食事を直ちにやめるべきですし、全身や複数の臓器に異常が見られる、いわゆるアナフィラキシーの症状が出た場合はすぐに医療機関を受診すべきです。
まとめ
アレルギーは重大な症状になり得るので、異変が見られたらすぐに対処しましょう。その後はその食材を避けるのが賢明です。