アレルギーはピーナッツ・豆類でも起こるかも

アレルギーはピーナッツ・豆類でも起こるかも

親なら誰しも、子どもにすくすくと育ってほしいと思うものですが、アレルギーを持ってしまった場合、上手に付き合っていかなければなりません。

たまごや小麦などもアレルギーの原因となりますが、より注意が必要なのがピーナッツや豆類です。

目次

ナッツアレルギーとは

豆類と言っても幾つか種類があり、ピーナッツはマメ科で、アーモンドやカシューナッツはウルシ科、クルミやピーカンナッツはクルミ科、アーモンドはバラ科に分類されます。

つまり、ピーナッツ以外にもアレルギーを引き起こすものがたくさんあり、ピーナッツがダメでもアーモンドは大丈夫とか、その逆もあり得ます。アメリカではピーナッツは鶏卵、牛乳と並ぶアレルギーを引き起こす三大食品に数えられています。

大人でも発症すると辛い症状ですし、微量でもアレルギーを引き起こします。

どんな症状が出る?

前述のように、ナッツアレルギーは、同じナッツや豆類の中でもアレルギーが出るものと出ないものがあり、非常に個人差が出るのが特徴です。

症状は一般的なもので、じんましんや湿疹、皮膚のかゆみから始まり、咳や息苦しいなどの呼吸器系の障害、吐き気や下痢などの消化器系の異常、ひどい場合はアナフィラキシーショックによる意識の混濁や障害が発生します。

さらにナッツアレルギーは、数あるアレルギーの中でも、全身からの反応を起こしやすく、アナフィラキシーショックを起こす可能性が高いのでより危険視されます。

厚生労働省のアレルギー対策委員会の調査によっても、重篤なアレルギーを起こす食品としてピーナッツを名指しするほどで、アメリカでは年間100名近くがピーナッツなどのナッツ類を食べたことが原因で死亡していると言われています。

気を付けるべき意外な点

では、ピーナッツや豆系の食べ物は、食べなければ良いのでしょうか?あるいは加熱すれば大丈夫でしょうか?ピーナッツを例にとると、薄皮やお菓子作りの際に出る粉末を吸い込んだだけで発症することもあります。

保湿クリームなどでピーナッツ(もしくは何かのナッツ類)の成分が入っているだけで症状が出てしまったり、触った相手がそういった化粧品を使っていた場合、触っただけで手に反応が出てしまったりすることもあります。

しかし、アレルギー検査は事前に行うことができます。アレルギーらしい症状が出て疑わしいがよく分からない場合、医療機関で血液検査や食物経口負荷試験などで調べるようにしましょう

まとめ

ピーナッツなどの豆類やナッツ類アレルギーは、気を付けなければ重篤な症状になり得ます。食べる際はしっかり見守り、怪しいような場合は、すぐに食べるのをやめさせましょう。