幼児のうちから、子どもには色んな食べ物に触れることで、幅広い味覚を培ってほしいと思うものです。その一方で、本当に体に悪いものは出来るだけ避けてほしいという面もあります。
離乳食を食べていたころと違い、幼児期ともなると食べられる物は一気に増えるため、手を伸ばす食品にも注意を払わなければなりません。
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生もの
子どものうちは食べさせない方が良いもので良く挙げられるのは、生ものです。生卵、刺身、レアや生焼けの肉などは危険という訳ではないのですが、特に積極的に食べさせる必要もないものとしてよく言われます。
やはり生レバーは細菌による食中毒の可能性が高く、大人でも食中毒で死に至る危険性すらあります。そうでなくてもお腹を壊しやすい食べ物なので、内臓機能が成長しきっていない幼児期は生レバーは控えるのも一つの方法です。
8歳以降であれば内臓は強くなりますので、それぐらいまで待ってから味わわせてのも良いかもしれません。
固いもの、香辛料
次は咀嚼するのが難しいものです。こんにゃくや餅、粘度の高いだんごや洋菓子、ナッツ類などは喉を詰まらせる危険性があります。幼児期は乳児のころに比べて噛む力は格段に上がります。それでも良く噛むことを教えないことには、いつでも喉を詰まらせる可能性があります。
食べることで体に悪影響が生じることはありませんが、良く噛むことを教えることと、食べている様子を必ず見守るのを徹底する必要があるでしょう。
刺激の強い香辛料などはどうでしょうか?これも食べても大丈夫ですし、体に毒性があるわけでもありません。しかし内臓に負担をかけることは事実です。
大人でも辛いものを食べるとお腹を下す人がいることを考えると、幼児には刺激の強い香辛料はさらに注意して与えるか、あえて食べさせる必要はないとも言えます。
成分的に避けても良いもの
カフェインが入っている飲み物も避けてもいいでしょう。コーヒー、紅茶、コーラなどはカフェインの代表ですが、幼児にはカフェインの影響が強く出るもので、夜寝れなくなったり、吐き気やめまいが出てしまう子もいます。
可能ならビタミンを沢山含む100パーセントのジュースを与えておくのが無難です。市販のお菓子や加工品も、味付けや塩分が濃いので積極的に与えることを控える親も多くいます。その他玄米やニンニク、揚げ物などもほどほどにするか、しばらくは控えておくのもいいでしょう。
まとめ
幼児期になれば大抵のものは食べられますし、外国では実際にこれらのものを与える国もあります。大切なのは個人差を見極めて食事を見守ることです。